2010-03-04 ◇◆砂糖と塩◆◇ 小説 まぢめにっ! 私は白い世界の中に黒い影を見つけた 「カナック…か?」 キツネのような耳、ネコのような尻尾、体はウサギぐらいの大きさの生き物だ。 動いた。 「まだ生きてる…?」 私は小さなカナックに持っていた最後の水を飲ませた。 そして、肩に掛けていた大きなバッグのポケットに滑りこませた。 「死ぬなよっ…!」 私にはそう言って小さな体の生命力を信じるしか出来なかった。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 続く